戸川と申します。 私も長年、option BDB 付きのcyrus-sasl2を使い続けておりまして、 この前いろいろと調べたところ、 「sasldbを Berkeley DB から pkg で標準のndbm (= option BDB1) に 変換する」 という方法で、db5を使わない運用に移行できたので、 参考になるかと思い投稿します。
RedHat系のLinuxには、「cyrusbdb2current」という独自のコマンドが あるようです。 このコマンドは、 「cyrus-saslのbdb形式のsasldbを、現在インストールされている cyrus-saslの形式のsasldbに変換する」 という機能をもつようです。 https://fedoraproject.org/wiki/Change/CyrusSaslBerkeleyDBtoGdbm このコマンドが追加されたときの差分が以下になります。 https://src.fedoraproject.org/rpms/cyrus-sasl/pull-request/3#_1__10 以下の作業を行いました。 1. cyrus-sasl2パッケージをアンインストールする。 2. pkgやportsから、有効にしたいオプションを含んだcyrus-sasl2を インストールする。 (私はpkgのデフォルトのものをインストールしました) 3. この差分中の新規ファイル「bdb2current.c」を取り出す。 4. 3.で取り出したファイルをコンパイル・リンクする。 (sasl等のヘッダ・ライブラリを参照できるようにする必要がある) 5. 4.でできた実行ファイルを実行し、新しい形式のsasldbファイルを作る。 以上で作成したsasldb2ファイルを/usr/local/etc/sasldb2.db として 置いたところ、cyrus-imapdでのユーザー認証が行えました。 参考になれば幸いです。 On 2022/11/01 11:58, Masachika ISHIZUKA wrote:
竹内様、内藤様 石塚@杉並です。 私も[bug 26152]がなかなか進展しないので、気にしながらもdb5を使 い続けているので貴重な情報をありがとうございます。 現時点では、db5に重大な脅威はないだろうと思って、未だにdb5を使 い続けていますが、有事の際にはこの情報を活用させていただきます。