花原です。 Jailを提供しているホスト環境を 「jailer」、 そのホストに構築したjail環境を 「prisoner」と呼ぶとして、
jailerの環境で、sshd の設定ファイル「/etc/ssh/sshd_config」で、 「ListenAddress」の設定をしていないのではないでしょうか? つまり、以下のコメントアウトされたままではないですか? #ListenAddress 0.0.0.0 #ListenAddress :: この状態だと、jailerのsshd は、すべてのネットワークインターフェイスにバ インドします。 # sockstat -4 | grep sshd とすると、 .... root sshd 1365 4 tcp4 *:22 *:* というような行がみつかるのではないでしょうか? これは、PID 1365のsshdが 全てのIPアドレス:22ポート で 接続待ちしていると いうことです。 解決策は、jailer 側の sshd_configで ListenAddress 192.168.xxx.aaa として、接続待ちIPアドレスを指定します。 (prisoner側は、192.168.xxx.bbb のネットワークインターフェースしか見えて ないだろうから、まあ指定しなくても特に問題はなさそうな気がする...) 以下のURLも参考になると思います。 FreeBSD - Jailは仮想化ではなく半仮想化と呼ぶべきではないか https://dankogai.livedoor.blog/archives/51916648.html まあ、Jail使いだした頃のあるあるネタなんだと思います。 PS. いまだに ezjail使ってるけど、iocage の方がいいかなぁ。 qjailは、VIMAGEつかうのに試しにつかってみたぐらい。 MTUを変更してたら、なんかうまく動かなくて、パッチいれる必要が有ったりし た記憶がある...。 On Thu, 15 Sep 2022 06:11:09 +0900 MATSUMOTO Masayoshi <masa...@matsu-ho.jp> wrote: > 松本と申します > > 初めてiocageを導入してみて、あれっと思った挙動があったので > > ホストのIPが192.168.xxx.aaaで > #iocage activate zpool > #iocage create -r 13.1-RELEASE -n hogehoge > #iocage set ip4_addr="re0|192.168.xxx.bbb/24" hogehoge > として、hogehogeにいろいろ入れたあと > 外部から192.168.xxx.bbbにnmapかけてみたのですが、 > 22/tcpが空いているようでした。jail内でsshは有効にしてないのですが。 > > で、別PCから実際に叩いてみると、 > >ssh fugaf...@192.168.xxx.bbb > Password forなんちゃらで出てくるホスト名もJAIL外の名前で、fugafugaはホスト側のみのID > jail外の環境にログインできちゃいました。なんじゃこれ? > > あと、iocage内でspamassassin-3.4.6、正確には下記サイト通りにでっち上げた > ja-spamassassin-3.4.6の挙動もiocage外と違っていました。 > https://qiita.com/false-git@github/items/0dbe59922a391e547ca5 > > そのままだとspamc使用時に/var/log/maillogに > mail spamd[xxxxx]: spamd: unauthorized connection from 192.168.xxx.bbb > [192.168.xxx.bbb]:xxxxx to port 783, fd 5 at /usr/local/bin/spamd line 1627. > mail spamd[xxxxx]: prefork: child states: II > がでてメールが素通しです。これに関しては/etc/rc.confで > spamd_flags="-A 192.168.xxx.bbb" > を付け加えることで解決しますが、隣ではiocage外、spamd_flags無しで動いてるサーバがあるんですよね。 > > 松本 将宜 -- Yoshihiro Hanahara <hanah...@meiko.co.jp>